卵子提供はどういった人に向けて行われるのか

究極と言われる不妊治療

例え生理が順調に来ていても、女性が妊娠出産できる年齢というのは限られています。不妊に悩む夫婦の治療として、体外受精という選択肢は広がりつつありますが、女性の年齢が35歳を過ぎると急激に成功率が低下するのが現状です。これは卵子の老化が関係していると言われていて、見た目が若く見えても、卵子が年齢とともに衰えていくことは防ぐことができないのです。そんな中、注目されているのが卵子提供という妊娠・出産です。アメリカのデータによると、45歳を過ぎた女性は、自身の卵子では妊娠・出産することは限りなく難しいというデータが残っています。しかし卵子提供での体外受精であれば、50%程度の確率で妊娠・出産が可能になると言われているのです。そのため、卵子提供による体外受精は究極の不妊治療であると言われています。

海外で行われる卵子提供

日本の法整備は未だ卵子提供の出産を想定したものではありません。実際に、日本産科婦人科学会は「体外受精は、婚姻関係にある夫婦のみに認められる」と定めており、第三者による卵子提供を認めてはいないのです。そのため、日本人が卵子提供による妊娠・出産を望む場合は、ほとんど海外で行われています。この場合でも、誰でも卵子提供を受けられるのではなく、病気などにより若くして排卵が止まってしまったり、卵巣を摘出しなければならなかったりなど、さまざまな条件が揃わないと卵子提供は受けることが出来ません。また日本では、加齢による不妊は卵子提供の条件にはならないという決まりがあります。そういった理由から、日本人が卵子提供を受ける場合には、タイや台湾など海外で行うことが多くなっているのです。